第5章 三角関係
「ちょっと…僕に付いてきて」
「う、うん。」
連れてこられた場所は、校舎裏。
「で…用件は…?」
ドンッ!!!
「!?」
今…渚くんに壁ドンされてます!
な、なんで?なんで?
「あのさ…僕…見ちゃったんだよね。
カルマくんがハルにキスする所を…。
なんであーいう事になったの?」
「えっと…カルマくんに消しゴム貸して
って言われたから、貸してあげたの。
そしたら、これ、お礼ねってキスされた。」
「そうだったんだ…。で…何処にキス
されたの?」
「右ほっぺかな…確か。」
「わかった。」
チュッ
「!?///」
「ぼ、僕以外の人にキスされたら
僕が消毒するから…///」
「わ、わかった…///」
「ハルの彼氏は僕だけだからね?」
「うん。渚くんしか好きな人いないから
安心して!」
「うん、ありがと。」
「じゃ、教室戻ろっか。」
「そうだね。」
授業が始まる前に戻れてよかった…。
「それでは、授業を始めます。」
2時間目は男女別授業。
女子は家庭科でお菓子作り。
男子は体育。
女子のお菓子作りは、ただ単に作る
だけでなく、最低男子1人(好きな人)に
あげないといけないルール。
だけど私は、いつもお世話になってる
みんなに渡そうと思う。
「ふー、これで全部かな。」
「ハルっち早すぎ!手伝って〜(泣)」
「わかった、わかった!」