第11章 Red snow

「どっちってどういう意味だよ！」

「キスしてくれてありがとうかと思った。」

「んなわけあるかぁ！！」

バシッ

「いってぇ！助けってやったのに感謝感じねぇよ！」

「お前が悪い！・・・あ。」

「またやった。もう逃げるなよ？」

サボがしゃがんで視界から消えた。

と思ったら太腿の内側にチクっとした痛みが・・・。

「//////っおい・・・そんなとこに・・・。」

「何もっとしてほしい？」

「違う！！もう離れろ！！」

「やだね。」

さすがに抵抗するぞ！

エスメラルダはサボから一歩下がった。

「逃げるなよ・・・。」

ドン

壁ドンんん！！？

「何だよ・・・。」

「逃げるな。」

「何でだよ！！すっげー理不尽だ！！」

ちゅう・・・

首元を吸われた。

「っつ・・・」

「お前さ声出せよ。」

「はぁぁぁ！！？」

「いっつも押さえてるように聞こえんだよ。」

「だからどうしろってんだ！」

声出せとかどんなだよ！

「もっと啼け。」

「///////本気で言ってるんならお前は馬鹿だな。」

「お前って言わない！」

chu

今度は脇腹につけられた。

「・・・っ。」

「ほらまた。」

「どうしようもないだろ！」

「そろそろお前の弱点を見つけてもいい頃だよなぁ。」

何企んでる・・・？

「何言ってんだ？」

ってか何する気だ？

「今度ヤるときお前覚悟しとけよ！」

「何だよ・・・。」

こえぇよ！！

「何すんだって言ってんだろ！！」

「秘密！」

隠すなよ・・・。

chu

サボの頬にキスした。

「これでもダメか？」

「ダメ。」

諦めよ。

「サボさ、ちょっと聞いていいか？」

「ん？何？」

「髪切ろうと思うんだがどう思・・・」

「ダメだ！！絶対切るな！！」

何故猛反対する・・・。

「理由は？」

「俺今のお前の髪型が好きだ！」

「//////そんな理由・・・ありか？」

「とにかく絶対ダメ！！」

「分かったよ。提案しただけだ。邪魔だと思って・・・。」

「ヤるのに？」

ドス・・・

「んなわけないだろ！！いろいろ仕事とか食事とか・・・。」

ヤるためにいちいち切るのはごめんだ！

「言っとくけどヤるとき邪魔じゃないからな？」

「聞いてない。」

「分かったらもう切るなんていうなよ！」

「切らないよ。」