第11章 Red snow
ドサッ
サボに押し倒された。
「おおおおおい!何すんだぁぁ!」
「ヤる。」
「ダメつったろ!」
「えー。」
まずい・・・本当にまずい。
こうなったら!
「任務終わったらいいから本気で今はやめろ!」
「終わったら?」
「それならいい。」
「絶対だぞ!」
いや・・・。
もうどうにでもなってしまえ!
「分かったから。」
サボは素直に離してくれた。
「楽しみだな。早くおわんねぇかな任務。」
「おい、また勘違いされる前に着替えろよ!」
「へいへい。」
着替え終わると2人は外へ出た。
「なにする?今から。」
「何でもいいぞ?」
「じゃあ・・・」
「ヤらないからな?」
「言ってねぇしんなこと。」
そう・・・。
「シたかった?」
「んなわけねぇだろこのアホ総長!!」
「てっきりまた欲情してんのかと・・・。」
「それはお前だろ!!」
「あ!」
「あ・・・。」
ダッシュで逃げるエスメラルダ。
「おい!待て!!」
サボが追いかけてくる。
「待てって言われて待つのはお前だけだ!!この馬鹿!」
「またお前って言った!!」
だが角を曲がりきれずに海へ放り出された。
「おおおおおお!!!?」
サボがびっくりしている。
ボチャン・・・
泳げないんだ・・・力が抜ける・・・!
すぐさまサボが飛び降りる。
バッシャーン!
サボはエスメラルダを抱え上げ息をさせた。
「ぷはぁ!・・・はぁ・・・・・死ぬかと思った!」
その後無事に引き上げられた。
部屋で2人とも着替えているとサボが後ろから抱きしめてきた。
「サボ・・・。」
「もう、馬鹿なマネすんなよ?」
「しないよ。」
サボはエスメラルダの胸の上と背中にキスマークをつけた。
「あとこれは俺を心配させた罰。」
サボの唇が重なった。
ちゅ・・・くちゅ・・・
「ん・・・んぅ・・・」
いつもより長い。
酸欠になりサボの胸を叩く。
するとサボは息継ぎさせ再びキスしてきた。
「・・んぅむ・・・」
それが何度も連鎖し、終わったときエスメラルダは立てなかった。
「おいおい。ほら掴まれ。」
サボの手を借りてベットに座る。
サボも横に座った。
「サボ・・・ありがと。」
「どういたしまして・・・どっちが?」
「助けてくれて!」
「あぁ、そっちか。」