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トリッパーを退治する話

第18章 トラックの荷台には…




「なるほど。
ペンギンは?
どう思う?」

「俺はそこで、調べたわけじゃないからわからないですけど。
もし塩が大量に入った海水だったとすると、それは龍輝を殺す気満々だったと思うんですが?」

「!
なぜ、龍輝を殺すに繋がるんですか?」



ペンギンの言葉に黙っていたテツが口を開いた。
龍輝が殺される。
水ではなく、塩で。



「…ミズミズの実の能力者は、雷と塩が弱点なんだ。
雷はわかると思うが、塩は龍輝の血流を悪くしたり、他にも色んな症状を及ぼす。
海水は塩も入ってはいるが、水も多い。
基本的に海に潜ったりしなかったから、苦手だったんだろ。
だが…
…弱点を知ってる人物は多い。
特定なんて出来やしない」



ペンギンは、説明おわったと同時にため息を吐いた。
思ったよりも自体は深刻だ。
眠り続ける龍輝を改めて抱きしめながら、テツは優しく頭を撫でていた。



「青雉から連絡を待つしかないねい。
こちらに連絡渡すのは決まってんだい。
今はゆっくり待つしかないだろい」



マルコはそれだけ言うと、龍輝の頭を撫でて、事務所に戻ると言って、部屋から出て行った。



「あたしたちも戻るけど…
ルフィはまだここにいるのね?」

「おう」

「俺たちも戻りますが、船長は?」

「ここにいる」



各々の船長の答えを聞いて、船員たちは教室へ帰るために部屋から出て行ったのだった。




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