第7章 お昼の時間
昼食はせっかくだから、大人数で座れる場所ということで屋上にやってきた。
愛に歯向かう連中ということで、赤司と黒子に対する視線は冷たいものだが、浩也の姿を見つけるだけで、その視線はなくなり、まるで尊い存在を見るような視線に首を傾げることしか出来なかった。
屋上は浩也たちが来たことで埋まってしまった。
真ん中に浩也や赤司、黒子にローといっ た今回の主要人物で囲まれていて、周りをウソップたちで囲み、会話が他の人に聞こえないよう壁を作っていた。
「あいつ、完全に龍輝に落ちたな」
ローは可笑しそうに笑いながら、コンクリートの上へと寝転がっていた。
龍輝は苦笑していて、テツと赤司は憐れみに近い視線で彼女を見つめていた。
「いや、私的に彼女より、他のメンバーたちが気になるんだけど。
彼女の周りにいた人たちはめちゃくちゃ睨んでくるし、他の人たちは尊いってか、尊敬するような感じで見てくるし。
あーもー、気色悪い」