第9章 雨ときどき雹
「お前、何者だぁっ!」
桂と千里、そして宗が策略に巻き込まれ、巻き込んでいくなか_____。
銀髪の男と透けるような白い肌を持つ少女と、地味な眼鏡の少年が桂の潜伏先に訪れていた。
彼はニヒルな笑みを浮かべて言葉を紡ぐ。
「俺ァ、てめぇらに用はねぇよ。
ヅラ出しやがれ、用件はわかってんだろ?」
圧倒的な威圧感。
圧倒的な存在感。
桂の潜伏先に見張りとしていた部下達は自然と背筋を震わせた。
なぜこの人自ら。
「銀時が来た、そう伝えやがれ。」
白夜叉、坂田銀時。
「リーダーアルよ。テメェら死にたくなかったらどくアル!」
星海坊主が娘、神楽。
「すみません、通してください。」
志村家長男、志村新八。
彼らが動き始めることでまた未来は廻ってく。