第2章 笑顔はきっと涙の後で
「トーカちゃん?どこにいってるの?」
「もう少しでわかる!」
トーカちゃんはぶつぶつとなにかを言ってるけど
全く聞こえない
「ついた。
つきやまぁ!!!」
バタン!!
「あぁ!僕のmyu-ze!!」
「つ、月山さん!?」
ちょっと、どころかとても大きい
お屋敷、と言ったらわかりやすいか、
そんな感じの家から月山さんが出てきた。
異様なテンションで
「退院、おめでとう。
いけなくてすまなかったね」
「え、え、あ、はい
その、さみしかった…です////」
「あぁぁも!私は帰るから!」
「トーカちゃん!ありがと!」