第2章 笑顔はきっと涙の後で
「人間が喰種を助けたぞ
美食家も赫子を出せばよかっただけだろ?」
うる、、さいな
「月山さん、私、知ってました」
「っ!?」
私は気づいてた。
確信はなかったけど
「無理にクッキーを食べてくれる月山さんは
優しいお方です
優しい、…
だから、もし、月山さんが私、を
食べる、つもりでいたなら、
ほ、んもうですよ?」
「なにを、言ってるんだ君は……」
「馬鹿馬鹿しい、ですか?
つ、きやまさん、
わた、しは月山さんが本当の笑顔になるのを望んでます
私を見る時、いつも悲し、そうにわらって、る
っ…そ、だ…」
月山さん、笑ってくれるかな
私、ほんとにできた
月山さんのためならなんでも、できてるよ