第2章 笑顔はきっと涙の後で
「いやです。」
「えー、いいじゃん遊ぼうよ」
私は帰る道を帰ろうとした
でもそこにはすでに人がいた。
このひとたちの仲間だ。
「お、お前らも収穫してきた?」
「約束通り、山分けだろ?
ほら、気失ってるだけだ」
ジャリッ
暗闇から女性が投げ込まれる。
「だ、大丈夫ですか?」
「ん、え?あ、ぁ
きゃぁあぁ!!!」
目が覚めた途端に叫びだし
私に擦り寄る。
「えっ、どうしたんですか?!」
「こ、このひとたち!
ぐぐぐ、喰種なの!!!」
え?喰種?
「なんだよぉ~
お前バレてんじゃん」
「あー、まぁ、
食えばいいんじゃん?」
男たちは
ニタァと笑った後、
眼を紅くした。
「ぐ、うる……」