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ハイキュー 中編集

第5章 私と彼…5 完結



ー部活後ー

いつものように帰っていると、やはりバレー部が使っている体育館から音がした。

覗くと、当たり前のようにいる及川がいた。

「熱心だな、及川」
「そうでもないよー…って柊ちゃん⁉︎いつからそこに⁉︎」
「数分前」
「ホント神出鬼没だな!」
「及川に言われたくないな」

なんとなく体育館の中に入り、荷物を下ろす。

「にしても、久々だな。話すの」

私のせいなんだがな。

「そうだねー、なんか最近柊ちゃんと会わなかったしねー」

それは私がお前を避けていたから。

「そういえば、最近周りに変な人いない?大丈夫?」

こんな態度をとってもコイツは私のことを心配する。

「大丈夫だ。問題無い」

全くなんで私はいつも「ありがとう」の礼の1つも言えないのか。



ー及川にだけ、大事な時にー


私は眼を静かに閉じる。


いや、言うんだ。ちゃんと、今まで言えなかったことを。

「及川」
「ん?なーに?」
「好きだ」
「…………え」

…………………あ?

ん?待って、今、私、何ヲ、イッタ?

『好きだ』

「っ〜〜〜‼︎⁇」

途端に私の身体が熱くなる。

及川の顔は見ていない。否、見たくない。

とにかく、ここから脱出したい。

「悪い‼︎今のは忘れろ‼︎」

すぐさま出口に向かう。近くにあった自分のバッグを取って立ち去ろうとしたその時ー

グッ

「待って。ちゃんと俺の気持ちも聞いてよ」

手を掴まれ顔を及川の方に向けさせられる。

「前に俺が言った話、なんでよく話すようになったかってやつ。」
「!」

以前一緒に帰ったとき話していたことだ。

それを今言う及川の眼は、しっかり私をとらえていた。
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