第4章 私と彼…4
用を済ませた私は及川の方へ戻る。
その時ー
「すいません、道をお聞きしたいのですが…」
1人のフードを被った男が私に言った。
見た所、内気な感じの男性だった。肌も白いし、俯いてる。声をかけたのも一苦労だったようだし。
「いいですよ、場所はどこですか?」
「あ、ありがとうございます。××店という所で…」
ああ、それならさっき通った所にあったな。
一応及川に遅くなるって連絡してから案内するか。
とりあえず、携帯で及川に連絡する。
するとすぐに返信が来て「了解!」だそうだ。
「あ、じゃあ行きますか。」
「すみません。ありがとうございます。連れの人がいるならはやく行った方がいいですよね。」
? なんで連れがいるのってわかったんだ?
ま、いいか。
「まあ、そうっちゃそうですね。」
「それじゃあ、僕途中まで△△商店の所を抜ける近道を知っているんで、そこから行きませんか?」
△△商店なら私も知っている。
なんだか、案内してる身だけど色々申し訳ないな。
「あ、すいません。わざわざ、ありがとうございます。」
御礼を言って、その人のあとをついて行った。