第2章 始まり(R18)
(触って...ほしい...)
無意識にうっとりとした熱い視線を向けていた
「キスと胸だけでこんなになっちゃうんだ?」
くちゅ...
体を起こした彼に見つめられたまま下着の脇から入れられた長い指に蜜口をなぶられた
「っ――!ぁ、...いや!」
その瞬間 頭が冴える
(私......今、何考えてた?)
自分が考えていた事に気づき、顔がカアッと熱くなる
恥ずかしくて、情けなくて...たまらず彼から顔を背けた
ふいに私の手を押さえつけていた手が私の顎を掴んで無理矢理正面を向かされると、下着から指を抜き取られた
「こんなに濡れてる...」
目の前に差し出された指が自分の蜜で濡れている
彼の言葉と、光る指...そして指越しに見つめてくる意地悪な彼の視線
恥ずかしさに唇が震えると
目を合わせたまま彼は舌を出し指の蜜を舐めとった
「いゃ...」
信じられない行動に私はコクリと喉を鳴らす
彼は唇についた蜜もゆっくりと舐めると、自分の口元に釘付けになっている私の視線に気づいた
「あゆ」
ふいに甘い声で呼ばれた名前
ビクンと体を震わせて反応すると彼は妖艶に笑った