第2章 始まり(R18)
ぼんやりと彼を見つめていると、優しく触れていた彼の指先が痛いほど強く捻り上げた
「あぁっ...!」
麻痺しそうな程強い刺激に、突起はぷっくりと赤く膨れあがっていた
「気持ちいいのか...? 淫乱」
思いがけない言葉にカァッと全身が熱くなる
面白そうに笑う雨宮君を思い切り睨みつけた
縛られて彼の左手に押さえつけられている手を動かして僅かながら抵抗を見せても男の人の力に敵うはずなくて、抵抗すればするだけギリギリと手首を締め付けられる
「残念だけど...」
彼の右手で顎を掴まれるとぐっと顔が迫ってきた
「お前に拒否権なんか無いから」
そう言って口角のあがった形のいい唇にまた塞がれる
ちゅぷ...と音を立てて体制を戻した彼の表情に笑みはなかった
「もう抵抗しないように、おしおきが必要だな...」
その言葉を聞き終わった時には、突然 生暖かい感触を感じ体は敏感に反応した
「...っ、ん!」
私の胸元へと顔を埋め、形が変わるほど強く揉みしだかれている片方とは対照的に、もう片方は甘噛みされながら彼の口内で優しく転がされる
痺れるような快感にもう何も考えられなかった...
両方の突起を舌と指で執拗に攻められ
痛いくらいに敏感になる
「っ...ふ、...あぁ...」
強く噛みしめていた唇が緩むと小さく声が漏れだした
自分の甘い声に羞恥心が膨れ上がっていく
彼は息の上がっている私の様子を見つつ、突起を攻めていた手を下へと滑らせた
感じたことの無い快感の波に複数襲われて、思考がちゃんと働かない
口からは喘ぎが漏れるだけ...
スカートの中に侵入した手は下着の上から秘部を擦りあげた
「あぁッ...!」
突然の強い刺激に体が跳ね上がる
体の中心が疼くような甘い痺れに、頭が真っ白になった
(嫌なのに...この快感に溺れてる。どうしよう...)
「...濡れてる」
微笑した彼に視線を向けた
上目で見つめてくる彼の視線とぶつかって、心臓が強く締め付けられる