第3章 繰り返される地獄の日常〜流れ落ちた赤の雫
ヤスス:大丈夫か?、山田くん
山田〔はい、すみません〕
横山:涼介、お前なに考えてんねん、アホ!!、薬の大量摂取はしたらあかんって言ったやろう!!
山田〔ごめんなさい……てか、何で?〕
ヤスス:山田くんのジャケットから大量の瓶あったからさぁー
山田〔………〕
下を向いた
錦戸:山田くん、何で不眠症なんかに?
山田〔………………〕
黙り混んで、震えていた
ヤスス:大丈夫?、山田?
山田〔……もういやだ、何で?〕と言ってパニック障害が起きてしまった
エイトメンバーはなにもできなかった
泣き叫ぶ後輩の姿、その時だった
山田〔ハァッ・・・ハァッ・・・〕過呼吸を起こしたのだ
安田:大丈夫?山田くんと言っていると
ドアが開いた、そこには慎太郎の姿が
慎太郎は近くの紙袋を持ち
慎?『これ口に当てるからね〜。ゆーっくり、スー、ハーって』と言って落ち着かせた
一瞬だけビックリした顔をした山田だった
山田〔……アリガトウ〕と言って寄りかかった
慎?『うん、涼介、ねんねしょ〜、大丈夫だから』と言って前から抱き締めて背中をさすっていた
安心したのか、寝息をたてて寝てしまった
横山が走り込んできた
ヤスス:慎?
慎【龍太郎】『……横山さん、わかりました?』
横山:あぁー、わかったでー、これやぁー と複数の手紙を見せた
その後、山田に対する嫌がらせは止んだ
どうして龍太郎が来ていたのか、横山が説明をした
弟が来て欲しいと頼んだらし
山田は、少し不眠症は残っているものの
龍が使っていたタオルですんなり寝れるようになったと弟からメールが来ていた
もう会えないけど…
平気だね、涼介
サヨウナラ……涼介
その後、jumpの元に龍の死を伝えられたのはコンサートの日だった
山田はわかっていたのかもしれない、龍の余命か…
永遠の絆は今ここに輝いている