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想いと距離

第2章 片想いと告白


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私は、今、校舎裏にいる。
理由は、昼休みに親友のマチと談笑していたら、ある男子に校舎裏に来てほしいと連れ出されたのだ。


その男子とはーーーー

クラピカくんだ。


キルアと同じくらいモテるが、キルアと違って、浮いた話は一切ない硬派美少年だ。
確か、空手部に入っていて、2年生なのに主将もつとめているとか。


そんな人気者の彼が一体、何の用なのだろうか?

すると、彼はほんのり頬を染めて、告げた。

「あの…だな…
私は、君が好きだ。もし良かったら、付き合ってほしい。」

その言葉に私の目は点になる。

えっと…
思ってもみなかった。
あのクラピカくんが私が好きなんて…

私は、ふとキルアの顔が頭に浮かぶ。

そして、彼に告げる。

「ごめんなさい
気持ちは、嬉しいけど、私クラピカくんとは付き合えない。」

私は、彼の告白を断った。

しばらくの沈黙が訪れる。

「……」

「……」

すると、彼があることを口にする。

「それは……キルアがいるからか?」

その言葉に目を見開く。

!!

だが、私は、否定はしなかった。

「うん……」

事実だし、それが彼に対する礼儀だと思ったから。


私は、この場にいると、嫌でもキルアを思い出してしまう、そう思い、逃げるようにその場から立ち去った。
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