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中学生の恋愛事情
第5章 涙
いつの間にか、祐の背はさくらに
近くなっていた。
少し男らしくなった手はとても暖かかった。
いつも見ている筈なのに今は一段と
大人に見えてー。
「っぁ……ありがとぉ…………」
やっと見つけた言葉。言いたい事なんて
いっぱいある。でも、今一番伝えたいのは
「ありがとう」だった。
そんな二人を見守るように星たちが
輝いていた。
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