藤ヶ谷先生、大好きですよ?2-SecondSerieS-
第18章 ♡Story42♡ 究極の選択とネックレス...
_翌日
太輔side
今日は土曜日で仕事は休み、今日は朝早くからうちを出て
美咲さん達と待ち合わせをしている天王洲アイルに向かうことになっている。
『いってらっしゃい太輔!』
「っ百合......」
丁度玄関を出ようとした時、百合の声が幻聴として聞こえた......
いつも『いってらっしゃい。』と玄関先まで送ってくれる百合、
でもそんな百合は......
いない_
「っしっかりしろ、俺......」
(ネックレス、早く見つけねぇとな......)
_天王洲アイル
一昨日ネックレスが投げ捨てられたという場所に来た俺ら、
どうやら既にネックレスの捜索は始まっているようだ。
「おはよう藤ヶ谷君、徹平君が言ったとおり一番最初に駆けつけてくれたよ。
彼らは神奈川県警警察学校のSクラスのみんなだ。」
「本当にわざわざ神奈川から......」
普通なら東京の警察が来そうなものだが今は気にしないことにしよう......
「おはようございます藤ヶ谷先生!
これ、水中用スーツとマスクです!」
「ありがとうございます北山先生、貴方にしては随分早いですね。」
「俺が寝坊の常習犯みたいに言わないでくださいよぉ(苦笑)」
「美咲さん、ネックレスが落ちたっていう場所は?」
「無視ぃぃぃ!?」
「丁度ここだよ。波の流れは速くないからそう簡単に遠くへ流されていないはずだ。
だからここら辺周辺に岩の隙間を中心に見ているよ。」
「美咲まで無視すんなよ!」
「宏光はほっといて早く探そうか。」
「ですね。」
(北山先生、昔からこういう扱いだったのか......)←
こうして俺らのネックレス捜索は始まった。
「......。」
(絶対見つけてやる......)
そして太輔は海の中に潜り百合のネックレスを探し始めた。