第2章 再会
「もし差し支えなければ、アドレスを教えてください。
もしくは電話番号やLINEでも…」
「あぁ、別にいいけど。」
「ありがとうございます。(ぺこり)」
「んぁ〜、そのライン、ての、よくわかんねぇから、ごめん。」
「あ、はい」
「何番?」
「あー、番号ですか?です。」
ヴーンヴッ
「今かけたやつがオレの番号ショ。んじゃぁ。」
まだ中身が入ってるアイスコーヒーをトレイに乗せて
スマホを持った右手を小さくあげてくれた
「教えてくれてありがとうございます。あとで連絡します。」
すこし笑ってこっちを振り向きながら
トレイをクイっとあげて答えてくれる
まだドキドキがとまらない