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(仮)能動的三年間
第2章 再会
一気にドキドキしてきた。
イヤフォンを外して、
ゆっくり左を向く。
「…すみません、巻島さん?」
「 っ……、さん?」
「はい。名前、よく覚えてましたね。」
「まァ…にしてもすごい偶然ショ。」
「そうですね。仕事帰りですか?」
「あぁ。そっちは?」
「はい、仕事帰りです。会社、この近くなんですか?」
「近くといえば近くっショ。」
「へー。今は日本にいるんですね。」
「兄貴の会社が、東京に支店出すことになって、それでオレが日本行きって感じ。」
「そうなんですね。」
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