第14章 料理クラブ【紫原 敦】〈アンケート〉
それでも、柚は首を左右に振り続けた為、諦めたのかゆっくりと紫原は柚から離れていく。
柚は、恥ずかしそうにしていたがケーキが食べやすいように家庭科室に置いてあるお皿を取り出す。そして、ホールケーキを切っていく。
切ったケーキを紫原に、渡す。渡す際に、紫原の瞳は、キラキラと輝いていたのだ。よほど、嬉しいと思っていたのだろう。
「なんで、柚ちんってこんなに美味しく作れるの~?」
まさかの紫原の質問で、困る柚。柚は、数秒ほど考えては料理が趣味だから…と紫原に伝えるのだった。
柚も、自分の分もケーキを切っては紫原の隣に座る。紫原は、フォークを持ってはケーキを食べようとする。
Q貴方ならどうしますか?
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