第13章 春の季節【葉山 小太郎】〈アンケート〉
「ホント、さっきはごめんな。俺、葉山 小太郎って言うんだ。同じクラス同士、よろしく!」
葉山は、満面の笑みを浮かべながら自己紹介をしてきたため、柚も自己紹介をしようと口を開いたが、それを葉山が被せるような言う。
「知ってる知ってるよ。松山柚ちゃんでしょ?1年生の頃から知ってる。」
葉山の言葉に、首を傾げる柚。この2人は、1年生の時はお互いに会ったことはない。しかし、葉山は柚のことを知っていた。そのことに不思議に思っていた。
やべぇ!とばかりに僅かに顔を焦らせる葉山の姿があったが、一度ワザと咳払いをしてから柚に言う。
「あのさ。確か、部活入ってないだろう?だったら、バスケ部のマネージャーやるねぇ?」
Q貴方ならどうしますか?
→今日のお礼にいいよ。(89ページ)
→何か奢ってくれたらいいよ。(90ページへ)