第12章 雪の中で【氷室 辰也】〈アンケート〉
そう、そろそろ朝礼が始まる時間が迫っていたのだ。柚は、氷室が持っていた雪掻きの道具を受け取ろうと手を伸ばす。
「こら、オレも手伝ったのだから最後までやるよ。」
苦笑の表情しながら氷室は、柚の手を引っ込めさせる。勿論のこと柚は、納得していなかった。頬を膨らませては氷室を見る。
「ladyが、そんな顔をしてはダメだよ。でも、その顔もcuteだね。」
氷室の言葉に、柚の頬が赤く染まっていく。氷室は、知って知らぬのか分からないが、クスと笑うばかりだった。ということで片付けることになったのだ。
「今日は、楽しめたよ。Thank you.」
Q貴方ならどうしますか?
→本当に、今日はありがとう。(81ページ)
→また、手伝ってもらえないかな?(82ページへ)