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第30章 白い桜の木


仁王側

廊下でバタバタを羽を羽ばたかせておるフクロウを氷月の元へ送ってやれば

安心したのかわからんがそのまま大人しくなっておった

俺はそのまま氷月の布団に入り込み添い寝する態勢を作った

仁「...呪いは、なんじゃった?」

『ん?あー、あれね。そんなに大したものじゃないよ』

仁「ほんとかのう?」

『...前に朝倉が提供してきた攻略本に書いてあったよね。「どれだけ白川氷月を隠そうとしても無駄だからね。いずれ死んでしまうから」って書いてあったよね?』

仁「それが呪いか?」

『そう。私の体内から力を少しずつ奪っていく呪いなの。そのまま食欲が戻らなかったら体力も戻らなかったからね。だから他っておいても死ぬに入ったんだよ』

仁「誰か気づいたんじゃろ?」

『当時の学園長さんがね。驚いたよ、面識もなかったからね』

ウフフと笑う氷月は本当に綺麗になった

美しい瞳、綺麗な髪、細い体、整った顔、優しい声

仁「お前さん、本当に綺麗になったぜよ」

『今頃口説くの?』

仁「本気で言っとるんじゃ」

こんなに綺麗じゃと、手を出したくなる

俺の鼓動はずっと早鐘になっておる

コイツに触れるだけで、コイツを視界に入れるだけで

仁「...すまん」

『え?』

仁「抑えられん」

『はい?』

懸命に抑えておったが、コイツの容姿が俺を熱くさせる

仰向けになっておる氷月の上に覆いかぶさり

まずは鼓動を確かめる

トクントクンと少しずつ早くなっていく鼓動に嬉しくなる

そのまま首筋に顔を埋めて、手で氷月の頬に触れる

仁「どれだけ喚いても、助はこんからな」

『...優しくお願いしますね』

仁「わかっとる」

首筋に舌を這わせそのまま唇を堪能する

口を割り、歯並びを舌でなぞってから舌を絡めて行く

ボタンを1つずつ外してやり露わになる白い肌

脇腹には今でも痛々しい傷が残っておった

じゃが、今日の俺はそれを見ただけで止まらん

鎖骨に触れて1つの花を付け、両手で優しく包み込む

湿った甘い息遣いが聞こえてこれば俺はそのままやり続けた

短く浅くなる呼吸音を耳で聞きながら

脳が痺れて行く感覚は久ぶりじゃった

氷月の体に触れておると、何かがそそられる

堪らんナリ
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