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ゲームはお好き?

第27章 冬休み


水島「私、絶対に日本から出ないっ!」

切「俺も日本だけでいいッス!」

『海外旅行は?』

水島・切「「あ...」」

恒例行事が1つ、「課題攻め」

現在、1月1日の午後、仁王家

そこでは冬休みの課題に取り組んでいた

いつもの問題児2名は英語を取り組んでおり

もう1人の問題児は国語に手を焼いている

ジャッカルの方が国語が出来るってどう言う事だよ

朝から忙しい雅治の両親は学生寮に住んでいる弟君の元へ向かった

お姉さんは海外で年越しらしい

そして、2人きりになる仁王家は今日も騒がしくなるのだった

『奈々。これは形容動詞なんだけど』

水島「へ?動詞とは違うの?」

柳「赤也。これは助動詞だ」

切「え?助詞じゃないんスか?」

丸「ジャッカルー、これ主語?」

ジャ「ん?これ形容詞」

幸「文法から教えた方がいいんじゃないのか?」

真「ム、文法なら中学で習ったはずでは」

仁「アイツらの頭に1年以上も前の物は残っとらんぜよ」

柳生「今回の課題テストも荒れそうですね」

いつものような勉強会もこれで最後

赤也は学年が1つ違うから3学期にはテストが2回あるが

私達3年生は学年テストがそのまま迫ってきている

1月の終わりが勝負所だ

これで卒業が決まるからな

柳先生の「誰でもわかる文法口座」が開かれている間

私は読書を他の皆は宿題に手を付けている

柳生「すいません氷月さん。此処を教えてくださいませんか?」

『いいよ、何処かな?』

幸「次はこっちね」

『了解』

比呂士のわからない所が解決すれば次は精市へ

『それで?相談事は?』

幸「あれ?流石だね」

精市のお悩み相談を聞きその場しのぎの解決策を出す

それに納得はいってない様子だったから

部屋を変えて相談に乗り、私の思っている事を伝えたら

いつもの精市に戻っていた

幸「氷月...」

『なんだい?』

部屋を出ようと扉に手を掛けた瞬間に後ろから抱きしめられた

幸「俺達の相談は君にしか出来ないんだよ」

『奈々がいるじゃないか』

幸「奈々は賢くないからね」

『...死なないし。絶対帰って来る。雅治とも約束した』

幸「2年以内に体だけが届いたら毎月会いに行ってあげるから」

『マジか...』
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