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第26章 学校祭


白川側

「このクラスでは喫茶店に決まりました!」

クラスでは今年の文化祭で行う出し物を決めて居た

定番と言えば定番の喫茶店に決まった

そして今日から1週間掛けて準備に入るため

午後の授業はなくなり、基本的に部活動もなくなるのだ

そして、午前最後の授業で出し物を決めたのだった

「女子は裏方仕事だね」

「でも、私料理が苦手で...」

「大丈夫!皆でフォローすればいいから!」

部屋の前後に分かれて女子と男子で集まる

前では男子だ占領しており、逆に女子は後ろを占領している

「白川さんって、料理できる?」

『出来ない』

「「...えーーーっ!!!」」

そんなに驚く事なのか

水島「氷月、なんでも出来そうだもんね」

『料理だけは無理だ』

「それって、味音痴とか?」

「それとも料理をした事がないとか?」

『後者で』

「「えーーーっ!!!」」

またか、そこまで驚かなくてもいいだろ

「この際だから聞くけど、熱くない?長袖」

『ん?まあ熱いかなって程度』

「脱いでもいいんだよ?」

『やめとくよ』

「わかった!「通り魔」の傷があったりしてっ!!」

『......』

「あれ?当たり??」

「こら、本人は気にしているんだから!」

「ご、ごめんなさい...」

『別にいいですよ。傷跡が残っているので自分が見たくないだけです』

「見せて貰ってもいい?」

「だから!そう言うのはダメだって!」

水島「そうだよ!絶対にダメだからねっ!」

なんで奈々が決めるんだ

と、内心思いながらも感謝をする

この傷は雅治以外にはまだ見せた事がない

そして見せたくないから

そんなこんなで私の話題を切り替えて担当を決めて行く

その間、前の方から雅治の視線がすごかったのは言うまでもないだろう

あらかた担当が決まったのはいいが

水島「氷月って、前世は男だったりして」

『それと今の担当はどう関係があるんだ?』

水島「え?女装よりも男装の方が似合うって事」

『へー、そうなんだ』

水島「え、そこは怒る所だよ」

『スカートとか嫌いだし、いいんじゃないの?』

水島「ごめん、私の負けでいいから」

私は男子組に紛れて接客の担当になった
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