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ゲームはお好き?

第21章 夕方


白川側

明日から高校テニスの全国大会が始まるらしい

詳しい日付を聞いていないが忍足先生の息子さんが出ると言っていた

相変わらず小食の私は味噌汁しか手を付けず

足りない栄養は栄養剤で補っている状態だ

昼ご飯を食べ終えて高校で使っている教科書に目を通す

仁王君に無理を言って

私が使っていた教科書とノートを持ってきて貰った

もう此処には多くの本が置いてある

各教科中学1年生からの参考書、暇潰しで読む小説

そして夏休みの課題、は終わっているらしい

今は昨日の出校日で追加された課題を黙々とやっている所だ

今日は基本的部活は午前中で昼から皆が来るらしい

今日の昼から皆が来れば、明日からは遅い時間に雅治だけが来るそうだ

宿題の課題が1教科終わったので暇潰しに病室から出て

軽い散歩をする

こうでもしない限りまた体がなまってしまい体力も落ちてしまうから

適度な運動が必要とされている

まだ無理が出来る体ではないのでそこまで遠くに歩くことは出来ない

お茶が飲みたいので1階まで階段を使って降りていく

降りていく分にはいいが、帰りも階段なので上っていると途中で疲れてしまい

結局最後はエレベータを使う羽目になる

『今日こそは...』

前回は無理をして上った所で足が縺れ、膝から崩れてしまい

暫く動ない状態になった

今日こそは1階から自分の病室まで歩けるようにしたい

今の軽い目標である

1階の売店で爽〇美茶を購入してロビーを通る

?「あ!氷月ー!」

自動ドアが開いた瞬間に水島さんに抱き着かれた

飛びついてきたの方が表現が正しく

しっかりと受け止める事が出来ずに尻もちを付いてしまった

『いてて...』

水島「あ、ごめん!大丈夫?」

『大丈夫ですよ。しっかりと受け止める事が出来ずごめんなさい』

仁「悪いのは奈々の方じゃよ。お前さんは何にも悪くなか」

丸「奈々、病人に向かって飛びつくなって」

切「氷月先輩、大丈夫ッスか?」

『はい』

丸井君と桑原君が水島さんと立たせると

私は仁王君の手を掴んで立ちあがった

幸「奈々、前から言ってるじゃないか」

水島「わ、わかったよ精市。ごめんね氷月」

『気にしないでください』
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