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ゲームはお好き?

第17章 彼女


トレーを返しに行くと忍足先生と鉢合わせする

今日だけで2回目じゃ、余り嬉しくないのう

忍「なんや、そんな顔をせえへんでもええやろ」

仁「なんの事じゃ?」

忍「2人の仲は邪魔せんから」

今の話で変態エロ眼鏡とかなりダブった

そのまま扉を開けて中に入ると

不思議そうな表情をして氷月がこちらを向いた

白衣のポケットから何種類かの錠剤とカプセルを渡すと

氷月はそれを受け取って水で流し込んだ

それを見るだけでも安心してしまう俺は

よほどコイツに溺れて居るらしいと

今更気づいてしまった

3人で少し雑談をした後

忍足先生はやる事があったわ、とか言いながら出て行く

俺も携帯に目をやると

一斉送信したヤツらからメールが帰ってきて負った

幸村のメールが2件多いのは、ちょっとな...

それを読むと皆午後から会いに行くと言っておる

最終的には幸村から午後に一度帰ってから

病院に来ると書いてある

丁度部活が終わった頃だと思い

代表の幸村にロビーで待つようにメールを返した

『お友達ですか?』

仁「ああ、そうじゃ。午後からお前さんに会いたいそうじゃが、ええか?」

『はい、構いませんよ』

仁「すまんな。女が1人来るき。お前さんと仲のよかった同級生じゃ」

『そうなんですか』

仁「少し煩いが、お前さんの事を心配しておったんでな、今日だけは勘弁してくれ」

『わかりました』

そのまま奈々の事を話すと、良い時間になり

俺は氷月に迎えに行くと言って病室から立ち去った

1階のロビーのソファーで座って居ると

?「雅治っ!」

仁「うるさ...」

入口付近で大声を出しながらこちらに走ってきよった

全員で来るとは思わんかったが

切「仁王先輩!氷月先輩が目を覚ましたんッスねっ!」

水島「ねえねえ、早く会いに行こっ!」

尻尾をブンブンと振り回して居る子犬のようじゃな

仁「まあ、待ちんしゃい。お前さんらに話したい事があるんじゃ」

幸「話したい事?」

柳「それは今の氷月の状態か」

真「ム、まだ話せる状態ではないのか」

仁「違うぜよ。場所を変えるナリ」

ロビーで大所帯が固まって居っても邪魔なので

入口から離れたカフェのテーブルに座った
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