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第11章 3つ目


【『曲を奏でる音楽室』を知っている?コンクールの2日前に練習していた吹奏楽部が夜の遅くまで残っていたんだ。けれど2日前にも関わらず、部内は2つに分かれていた。部活に出ない生徒は実力保持者で個人の部でも活躍をしている生徒。だけど、その人物を当日に出させるか出させないかで迷ってた。部長としては部の優勝を勝ち取りたいがために出させると言うが、その年の卒業生は納得がいかないようだった。そのため、納得のいかなかった生徒達はその子を呼び出して集団で殺してしまった。次の日には夜遅くまで部活動をしていた。太陽が完全に沈めば音楽室から急に曲が流れだす。その場にいた誰もが楽器に触れていたが、手を離しても曲は流れ続ける。それ以来、吹奏楽部は呪われていると噂が経った。次の日のコンクールでも成績が残せず最下位に終わり、その日から悪夢を見るようになった。吹奏楽部の生徒は授業中にも関わらず急に叫び出したり、何もいないのに指を指して震えていたそうだ】

参謀が話し終えた所で本を閉じた

切「なんで此処で定番なんスかね?」

桃「むしろさっきまでのがおかしかったんじゃねーの?」

丸「いや、この空間自体がおかしいだろぃ?」

此処でまさかの呪われている系の問題じゃ

そして

仁「何処に行くんじゃ?」

『何処って、音楽室』

ベットに腰かけておった俺の隣に平然と氷月が座り

何も言わずに靴ひもを縛っておる

そして俺の問いかけに、当たり前じゃんと言いたそうな表情で返す

仁「ダメじゃ」

『行く』

立ち上がる所で腕を掴み、その場に留まらせる

幸「氷月」

『?』

幸村の静かな呼び出しに氷月は顔を向けた

「「すいませんでした」」

幸村の前に桃城と菊丸が立ち、腰を折って謝罪

『えーっと...』

状況の把握が出来ていない氷月にブンちゃんからの説明

自分が青学に全部話したとな

『......』

難しい表情をする氷月にブンちゃんからの謝罪が飛ぶ

『ブン太じゃないでしょ。ばらしたの』

「「!!」」

まるでわかっているかのような一言に俺達は驚きを隠せんかった

『精市辺りじゃなかな?ばらしたの』

幸「へー、どうしてだい?」

『精市の瞳が語っているよ。わかって欲しいって、違う?』

静かな睨み合いが始まる
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