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テニスの王子様*あなたに憧れて*

第6章 ケジメ


竜崎「ダブルス2の試合。日吉、吉野ペアVS幸村柳ペア。両者前へ」

「まじか...」

対戦相手の名前を聞き、嫌な試合になりそうな予感を感じてしまった

「真田さん、記録お願いしますね」

自分の試合だけ真田先輩に記録をお願いする

真田「うむ。承った。気合を入れていけ」

私も日吉も頷くと、そのままコートへ入った

ネット前で握手を交わす

日吉「下克上」

柳「その確率は低いだろう」

「勉強させてもらいます」

幸村「フフ、随分弱気だね?」

挑発だろうか

「勝てないとは言ってませんから」

強く二人を見るとこちらの真剣味に気づいたのか、二人とも顔つきが変わった

柳「遠慮はいらないと思っている確率98%」

幸村「そのようだね」





幸村「which?」

「ラフ」

カラカラカラッ カコンッ

「サーブ、貰いますね」

なんとかサーブ権をもらえた

このくらいもらえないとこちらが不利だ

大きく深呼吸すると私は渾身の力でサーブを打った








「やっぱつえーっす」

結果は4―6で負け

なかなか健闘はしたと思う。相手が相手だし

柳「なかなか良かったがな」

相手が握手を求めているので応える

日吉「いつか下克上しますから」

幸村「待っているよ」

私達は真田先輩の元へと戻った

「あれ、病み上がりの動きじゃないですよ」

私は不貞腐れる

神の子を倒すなら今だと思ったのだが

真田「うむ。今日の精市は動きが良かった」

何故か満足そう

日吉「一応敵なんですけど」

日吉も呆れている

「俺、視覚と聴覚持ってかれた時はまじで終わったと思ったわ。テニス人生」

それを聞くとまた満足そうに頷く真田先輩

あんたまじでどっち応援してんだよ

あれ、かなりこえーんだぞ

もうやりたくないと心底思う

日吉「俺も思った。もう二度とやりたくないな」

珍しく日吉が弱気だ。

つまりそれだけ脅威だという事だ

それを聞くなり、かなり満足そうに頷いている真田先輩

いや、まじで俺らの応援しろって

そう思わざるを得なかった

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