第5章 私は幼馴染みとキスをしました
予定を確認したのでいよいよオーダー決め
真田「1チーム6人のためシングルス3を削るとのことだ。ダブルス2、シングルス2、ダブルス1、シングルス1での進行になる」
「他のチームのメンバーを見る限りAとCはシングルス向き、BとDはダブルス向きだと思います。」
再度チームメンバーの書いた紙を見て推測する
「これはあくまで俺個人の見解ですが、初日はA-C、B-Dとなるかと。お手並み拝見と言ったところですね。」
こればっかりは憶測でしかない
真田「全く逆の可能性も捨てきれないが妥当な見解だろう」
忍足「それでもダブルスは2組必要や。どないするん?」
日吉「まぁ、意思疎通は同じ学校同士が一番じゃないですか?」
切原「確かに」
海堂「でもそれじゃあこのチームである意味がねえ」
真田「そうだな。これは骨が折れる」
「そうですね。そこでなんですけど全く関わったことの無い同士で組んでみませんか?」
忍足「確かに。味方の動きがわからへんっちゅーことはよく観察するしなぁ。」
「そこで広い視野を持った忍足さんにはダブルスに回って欲しいんです」
忍足「なるほどなぁ。うちのチームの課題にも影響出るなぁそれ」
私は頷く
真田「では、もうひと組の方は吉野にやってもらおう」
唐突に自分に話をふられ驚く
「お、俺!?」
素っ頓狂な声が出てしまった
真田「今のところ広い視野を持っているのは吉野もだと俺は思う」
他のメンバーを見渡すと頷いている
「忍足さん、すんません。プレッシャーやばいっすねこれ」
なんだか自分で名前をあげた忍足に申し訳なくなる
忍足「せやろ?俺はかまへんけどなぁ。」
まぁ、言いだしっぺなので拒否は出来ない