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テニスの王子様*あなたに憧れて*

第5章 私は幼馴染みとキスをしました


AM10:00

テーブルに人数分用意された議題シート

それに各自目を通す

班長、副班長決め

課題決め

スケジュール確認

練習試合のオーダー決め

終わり次第食堂で昼食

それと別紙が1枚テーブルの中央にあった

班長はそれに決定事項を記入し、監督へ提出する

真田「まずは班長決めだ。立候補はいるか?」

大きな部屋でも全体に響く声で話を進めている真田先輩

日吉「真田さんでいいと思うんですが」

真田「む?俺でよいのか?」

忍足「せやなぁ。ええと思う。」

真田「青学の二人も異論ないか?」

切原「俺は!?」

海堂「俺もそれでいいッス」

「………。」

真田「吉野。お前は?」

「……………。」



考えているのはさっきの赤也の泣き顔

いつからだろう

あんなに感情を出すなんて、私はどれほど想われているのだろう

なぜ私は、拒めなかったんだろう


海堂「おい…大丈夫か?」

海堂に肩を揺さぶられて我に返ると、みんなが不審な顔で私を見ている

「………えっ?」

私に何か話題でも振っていたのだろうか

海堂「すんません。こいつさっきから調子悪いみたいで」

海堂が珍しくフォローしてくれる

真田「そうだったか。医務室へ行くか?」

海堂のフォローを間に受けて心配そうに覗かれると、申し訳ない気持ちでいっぱいになった

「あ、いえ、大丈夫です。続けてください」

そう言うと真田先輩は無理はするなと一言くれた

真田「では俺が班長を努めよう。よろしく頼む」

律儀に頭を下げるとみんなからパラパラと拍手が送られる

真田「次に、副班長なんだが…氷帝か青学から出てもらいたい。
偏ってしまう人選はチーム全体を見れないからな」

この人は本当に中学生なのか?と思うしっかりした態度

見習わなければならないなと、さっきまでの事を頭から切り離した
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