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テニスの王子様*あなたに憧れて*

第3章 合宿までの3日間


受付に並ぶ

一組一組、説明を受ける

まず、ペアの相手がわかるように手錠を付ける

そして渡された用紙に書かれているアトラクションを周り、出るときにスタッフにスタンプを貰う

全て集まったらまた受付に戻り用紙を提出する

手錠の鍵を外してもらい、景品を受け取る

という手順らしい

既にペア同士、みんな手錠を付けている

「では、青学最強ペア対決!はじめっ!」

大石先輩の合図でみんなが一斉に散けた

私達は用紙の上から順にまわることにした

「えーっと、ミラーハウス、お化け屋敷、ジェットコースターか…」

とりあえずミラーハウスへ向かう事になった

「海堂、嫌ならすぐ言えな?」

彼の性格上、途中でくだらねえとやめる可能性もあった

強制するつもりもないので、きちんと言っておく

「ゴールデンペアの座、貰ってやろうぜ」

そう言う海堂はそこそこ乗り気らしい

「そうこなくちゃ」

まずはミラーハウスへと入る

「はーい、二名様どうぞー」

中は意外と複雑で何度も何度も鏡にぶつかる

「痛ってー!」

おでこをさすっていると左手首に繋がっている手錠が引っ張られる

「痛っっっ」

また別の場所へとぶつかる

「あ、わりい。大丈夫か?」

海堂が戻ってきて私のおでこに触れた

マメが潰れて硬くなった指が私のおでこを撫で、たんこぶがないことを確認するとすぐに離れる

「大丈夫そうだな。先に進むぞ」

と、まぁ最初からかなりの苦戦

「あ、こっちかな」

ゴンッ

「あ、わりい…」

なかなか上手く動けない

鏡越しに海堂が後頭部をさすっているのが見える

「上手く行かないなあ」

と苦笑いしながら海堂の後頭部へ背伸びをして手をのばす

やっと届いた位置に触れると何もできていないことに安堵した
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