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テニスの王子様*あなたに憧れて*

第3章 合宿までの3日間


AM8:35

私と海堂はかなり早めについた

それより先に一人だけ来ていた人物に驚く

「桃!?桃が一番乗りなんて今日は雪か!?」

茶化して声をかけると携帯を眺めていた桃はこちらを振り向いた

「おー、真琴に海堂じゃねえか!仲直りしたみてーだな!」

桃は、手を振ってこちらに声をかける

「うるせえ」

海堂は一言だけ言うとあとは黙ってしまった

私はそれどころではない

「桃、急に呼び方変えてどうしたんだよ」

一瞬間違えたのかと思ったが、そうでもないらしい

「いいじゃねえか!細かいことは気にすんな!」

大きく笑っているが、心境の変化だろうか

「まぁ、別にいいんだけど」

特にダメではないので了承する

幸い、私の名前は男にも女にも付けられるようなどちらとも取れる名前だ

名前だけではバレやしない

「んじゃ、マムシ。お前も呼べな」

んんっ!?

「は?なんで俺まで…」

勝手にやってろといった様子であった海堂は、急に自分に話を振られ焦り出した

「いいじゃねえか!」

桃の意図が全く読めないでいたが、海堂には察しがついていたらしい

大きなため息をついて返事をしていた

「呼べばいいんだろ」

桃の意図も、海堂の了承も全く訳がわからない

「お待たせ」

訪ねようとしたところに不二先輩が来た

「おはよーございます」

後ろから大石先輩、乾先輩、英二先輩、荒井、越前が来ている

「あれ?堀尾達は?」

越前に聞くが、さぁ?とだけ返ってくる

「実は俺の叔父がここの関係者でな。チケットをくれたんだ。みんな、これで入ってくれ」

大石先輩がみんなにチケットを配る
人数多いのによく集まったなと思いつつ、みんなでお礼を言った
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