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テニスの王子様*あなたに憧れて*

第3章 合宿までの3日間


――尾行side――

立海大附属の切原赤也が吉野に用?

みんな考えていることは同じらしく

関東大会のことがあり、みんな警戒していた

「不二への借りを吉野に返すつもりとか?」

英二先輩が不穏なことをいう

「それは僕に直接返すんじゃないかな?」

不二先輩はそんな心配はしていないらしい

ニコニコとしている

「じゃあなんで吉野を!?」

桃城は声を荒らげると気が気でない顔で前方の二人を見る

「桃先輩、あんまデカイ声出すとバレるっすよ」

越前が澄ました顔で後ろからついてくる

「あの二人に問題はないと思うが…」

乾先輩は大石先輩と顔を見合わせる

二人だけは吉野の素性を知っている

恐らく友人だろうという推測だ

だが、会話の流れからバレるのはマズイ

ということで尾行に参加している二人だった

「……」

一人喋らない海堂

吉野が何かされる心配

そして、今まで一度も怠った事のない自主トレをあっさり断り切原とどこかへ向かっている

どうしてもそれが気がかりだった

そしてハンバーガー屋に入り吉野の後ろの席につく

ここなら仕切りがあってバレない

所々グレーゾーンな会話があったものの、みんなはよくわかっていない様子だった

途中退散してもよかったが、それより先に切原に見つかってしまった

「んじゃ、俺はこれで。また合宿でな」

一言残し吉野の頭をぽんぽん叩くと去っていった

その場に気まずい雰囲気が漂うが、吉野が口を開く

「とりあえず出ませんか?」

外を指さしてカバンを肩にかける

みんな頷くと外に出ることにした


――尾行side END――
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