第8章 7人目❤化学 カインセンセー
ふわりと甘い香りが鼻をくすぐる
(ぁ……この匂い好きかも)
甘い香りに包まれながら、打ち上げられる花火を見つめる
最初は、どうなるかと思ったけど
ライトアップされた遊園地に、オシャレなホテル
それに花火まで…ホントのデートみたい
カインセンセーの彼女だったら、いつもこんな感じが味わえるのかな…
花火を見ながら、そんなことを考えていると、首筋に甘い刺激を感じた
「んっ…」
首筋や耳にキスされながら服を脱がされていく
(やっぱりセンセー…慣れてるな)
押される様にベッドへとなだれ込むと
センセーがあたしを見つめる。
(綺麗な…顔)
何となく恥ずかしくなって
視線を反らせた。
「こっち向けよ」
そう言われて恐る恐る目を合わすと
ゆっくりと顔が近づいて唇が重なった。
センセーの割には優しいキス。
キスをしながらセンセーも服を脱いでいく。
お互い肌が露になると
何かに急かされる様に抱き締め合った。
センセーの唇に乳房を捕えられ
「んっ……」
と漏らしたあたしの吐息を
心地良い花火の音が和らげた。
らしくない愛撫に
あたしの気持ちが加速していく。