第2章 1人目♥現国 ユーリセンセー
「一人だと つまらないから一緒にやってくれると…」
ユーリセンセーの顔が耳元へ近づき
「俺…嬉しいな♪」
ユーリセンセーの吐息があたしの耳に!!
(ヒャーー、来る!来る!いや、行く!)
思い切ってユーリセンセーに手を伸ばしたら
「はい。 じゃあ~これ、あっちに片付けてくれる?」
あたしの手には小さな段ボール。。。
「へ?」
「一人じゃ今日中に終わらないって思ってたから 助かるよ♪」
と、ユーリセンセーは、手際よく指示を出し・・・
「はぁー。よし!ユーリセンセー次は! あれ?」
ふと気づくと、窓から夕日が射し込んでいた。
(やばい!もうこんな時間!!)
「センセー?」
声を掛けても返事がない。
怪訝に思いながら振り返ると、センセーはあたしのすぐ後ろに立っていた。
「ユーリセンセー?」
あたしはもう一度声を掛けたけど、センセーの顔が逆光で見えない。
「そろそろみんな帰った頃だし、見せてよ。」
「?」
あたしはすっかり忘れていた。
(何見せるんだっけ?)
表情の見えないユーリセンセーの手が、あたしに伸びてくる。
「え?…………ぁ…っは…ん……」
(やだ……変な声出ちゃった…)
ユーリセンセーの手はあたしの短いスカートの裾から内腿に伸びている。
「猛獣になるかどうかはキミ次第だよ?」