第5章 4人目♥地理 クロードセンセー
あたしはドキドキしながら、近づくセンセーの顔を見ていた。すると、
「…目を閉じてくれますか?お姫様。」
とセンセーは優しく微笑んだ。
あたしは焦った様に、ギュッと瞳を閉じる。
柔らかな感触が、あたしの唇を捕えた。
緩やかに割って入るセンセーの舌先に、優しく舌を絡めていく。
(…抱いて欲しい…)
お姫様にしてくれたセンセーを…
あたしだけの王子様にしたかった。
センセーの頬に両手を添えて、その思いを込めたキスを繰り返す。
センセーは一瞬顔を逸すと、
「…愛してやるから…覚悟しろよ。」
とあたしを押し倒した。
豪華なキングサイズのベッドに沈み込み、
あたしは覆いかぶさるセンセーを見上げた。
間接照明の下で見るセンセーは、男らしくてドキドキした。
ワンピースの裾がなめらかにたくしあげられ、
優しい手つきで太ももを触れられていく。
「っ……」
「俺の服をこうやって脱がせるのも悪くないな」
「え、この服クロードセンセーが作ったの?」
「ああ、お前の身体にぴったりだったろ。ウエストもヒップもバストも…」
妖しくささやきながら、クロードセンセーはあたしの腰からお尻にかけてなぞり、それから高鳴る胸に触れた。