第5章 4人目♥地理 クロードセンセー
本気…って 今まではその場の流れでヤってたけど。。
裸になって迫る?いや大人だから下着姿で?
って誘えるほど大人っぽい下着じゃないかも!?
いやいや可愛い下着をつけてる自信はある!
と、一人無い知恵を絞り考え込んでいると
「いつまで待たせるつもりだ?時間は限られてるぜ、お姫様?」
「アハハ、えぇっと…」
内心焦っているのを誤魔化すように自分の鞄の中を覗いた
(はぁ…何かあるわけないか …ん?)
「セ、センセー!
砂漠化の原因は殆ど人為的なもので干ばつとか放牧とか森林伐採とか…」
昨日捲し立てられた問題を調べてノートに書き上げてたことを思い出し、慌ててそれを棒読みしだした。
クロードセンセーは一瞬呆気に取られたような顔をしていたけれど、あたしの持っているノートを取り上げた。
パラパラとノートを捲るセンセーの傍らで、あたしは落ち着きなくドキドキと鼓動を高鳴らせる。
ノートを確認し終えたセンセーは、優しくあたしを抱き寄せた。
「努力する女は嫌いじゃない。」