第3章 2人目♥物理 アルバートセンセー
「じゃぁ放課後…生徒指導室まで来て。アルセンセーは、俺が呼んどくからさ。」
とユーリセンセーは嬉しそうに話す。
「あっでも…アルバートセンセーあたしちょっと苦手なんですよね。」
そう言って顔を曇らせると、
「大丈夫!!俺が一緒にイッてあげるから。」
とセンセーは笑顔で言って去って行った。
あたしは教室に戻り、虎の巻を取り出す。
アルバートセンセー…と。
『三度の飯よりゼノが好き』
…て…ユーリセンセーと一緒かよ!!
『眼鏡を外すと意外とイケメン』
へぇ…なら是非外して貰いますか!!
放課後、ユーリセンセーとの約束の時間になって、
あたしは生徒指導室の前までやってきた。
トントンと、ノックしてみる。
アルバートセンセーっていったら、
学校イチ、硬派で有名だった。
でもそんな人を色仕掛けでオトせるのか?
でも、裏を返せば超純情ってことだし、
もういっそこっちから襲っちゃえばいいのか?
そう考えるとすごく燃えるんだけど!
ユーリセンセーもいてくれるし、
とか思ってたら、不意に生徒指導室のドアが開いた。
「あなたですか、あいつが呼び出した生徒というのは」