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【恋の乱】才蔵さんの嫉妬【R18 裏】

第4章 ※※※※


「違わない」

「…違う」

「…もう。
でも、才蔵さんに嫉妬させるくらい
仲良くしてしまってごめんなさい。
久しぶりに彦兄ぃに会えて嬉しかったのは本当です。
でも…機嫌をなおしてください。
才蔵さんならわかってらっしゃるとは思うけど。
彦兄ぃとは全然何にもないんです。
そろそろお金も貯まってきたし
二〜三日後には京にたつって言ってましたし。」

何でこんなことで私が謝らなきゃいけないのかな、
とは思ったけど。
才蔵さんに早く機嫌を直して欲しくて
自分が折れることにした。

「何、その何もかも悟ったような上からな物言い」

「才蔵さんたら…。
だから…、ごめんなさい。
どうしたら許してもらえますか?」

まるで子供だ。
いつもは必要以上に冷静なくせに。
一度ひねくれるとかなりめんどくさそう、
とは思ってたけど。

そんなに私は彦兄ぃと仲良くしてたのかな。
自分じゃよく分からないけど。
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