• テキストサイズ

ハイキュー短編詰め込み集!

第5章 及川・菅原・月島 『そうだ!夏祭りに行こう!!』



「ねぇ…すいれん。
俺もっと一緒に居たいよ。
だから、もっと俺を頼って欲しい。
君を傷付けられる前に守りたいから、

だから我慢しないで?
一緒に乗り越えたいんだよ」


「あたしなんかでいいのかな…。
及川くんの横にいるの…。」


あんまり自信なさ気に言うもんだから、
少し意地悪したくなったんだ。

「んん?及川くんって誰?知らないなぁ〜。
昔は名前で呼んでくれてたのになぁ…。ひどいなぁ…」

「えっ⁉︎あれは…小さかったからだもん!
今更恥ずかしいからっ!」


綿あめをパクパク食べて、
はぐらかそうとするから…
追い討ちですよ♪


口の端についたままの綿あめを舐め取ると…。

これは予想外だった…。及川さん痛恨の一撃…
これはベホイミでも全快するかどうか(笑)




そんなに可愛い声で鳴くんだもん。

もう知らないからね…?


ゆっくり境内にすいれんを押し倒す。


「及川くん…ダメだよ…。
人が来ちゃう…」


「ここに人が来ない事…
一番知ってるのはすいれんだよね?」


浴衣で顔を隠して小さく


「もう知らない…バカ…」

と言う君と
花火の下でそっとぬくもりを確かめ合う。


星が綺麗だな…。

次は徹って呼んでくれたらいいな。



今年の夏祭りは、
ずっと忘れないと思ったよ。




おしまい

/ 40ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp