• テキストサイズ

過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン 後編】

第36章 ナナシの遺したもの











エルヴィンは遺書(?)を残してくれたナナシに感謝した。

団長として毅然と振る舞い、落ち込んでいた心を他者に
悟らせまいと気負っていたが、ナナシが残してくれた紙切れ一枚で、
憂鬱だった心が少し晴れたのだ。

ナナシはいつも予想の斜め上をかっ飛び、
エルヴィンに救いを与えてくれる。

エルヴィンはそこで漸く微笑うことが出来た。






――――あぁ、早くまた君に逢いたいよ・・・・ナナシ





団長としての顔を貼り付けたエルヴィンは、
溜まった書類を片付ける為ペンを取り、リヴァイ達に色々
指示を出し始め、いつもの日常が始まったのだった。








                        【完】
/ 403ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp