• テキストサイズ

過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン 後編】

第4章 再び地下街へ








「てめぇは団長の仕事に専念していろ。
クレイグの爺さんがまだ生きてるかもわからないってのに、
無駄足を踏むことはねぇ」

「でもリヴァイ・・・、貴方だって地下街を離れて随分経つのに大丈夫?」


ハンジが心配そうに言って来たが、
リヴァイは鼻で笑うように言ってやった。


「地下街自体は何の問題もねぇよ。昔みたいなねぐらが
無くなっただけの話だ。むしろ、問題なのは
クレイグの爺さんの方だな」

「どういう意味?」

「もしも昔みてぇにピンピンしていたら、
梃子摺るって話だ。あいつは相当の手練れで、
油断すればこっちがやられちまう」


何時になく相手の力量を過大評価するリヴァイに、
エルヴィンは「まさか・・・」と思う。

ナナシと懇意にしている手練れの老人となれば
『狼』の生き残りかもしれない。


これは何としてもその人物に会いに行かねば!と思い、
得意のゴリ押しでスケジュールを二日空けると、
書類をハンジに任せてリヴァイとミケを伴い、
エルヴィンは地下街へ向かった。





/ 403ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp