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過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン 後編】

第31章 夢の残骸











「立ち話も何ですので、どうぞお座り下さい。
副長にお会いできる嬉しさで食事なども用意させて頂きました。
お口に合うと良いのですが・・・・」

「食事はいらん」



ナナシはエルヴィン達に目配せを送ると、席に着いた。

エルヴィンとリヴァイは座らず、ナナシの傍らに立ち
二人の動向を見守る。

カールは素っ気ないナナシの態度に残念そうな表情をしながらも、
使用人に四人分のワインを注がせグラスを掲げた。


「それでは運命的な再会に乾杯でも致しましょう」

「・・・・茶番はもう良い。用件を言えカール」


取り付く島もないナナシに苦笑を浮かべたカールは
一度手に取ったグラスをテーブルに置き、話を始めた。






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