• テキストサイズ

過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン 後編】

第31章 夢の残骸









かつての仲間『カール・フォン・ブラウヒッチュ』の屋敷は
最早、城だった。



立派な門構えとその奥に聳え立つ居城にナナシは自然と眉根を寄せる。

コンラッドの屋敷も大きかったが、それよりも遥かに贅を凝らした趣で、
建物まで続く庭園は多くの花々に彩られ綺麗ではあったが、
これらが全部『迅鬼狼』の犠牲で成り立ったものだと思うと、
怒りが湧いてくる。



万が一に備えて、門前でミケを待機させると、
ナナシはエルヴィンとリヴァイを伴い敷地に足を踏み入れた。





/ 403ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp