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過去と、今と、未来の狭間で【進撃の巨人 エルヴィン 後編】

第18章 寄付してくれた婦人










「良いか?おまえがエルヴィンにやった事は、
巨人の前に『是非食べて下さい』と餌となる人間を
差し出したようなものなんだ。
巨人がエルヴィンで、餌となる人間がナナシだ。
ここまでの説明でわからないことはあるか?」

「・・・・・つまり?」

「つまり、おまえは自ら身体をエルヴィンに差し出したようなものだ」

「っ!!??」


漸くナナシにも事の重大性がわかったらしい。

顔面を蒼白にさせてカタカタと震えながら「違う」と首を横に振った。


「私はもう二度とエルヴィンに身体を許さぬぞ。
断じて合意などあり得ん」


それを聞いた瞬間、倒れていたエルヴィンは体を起こし
「何故だっ!?」と食いついた。


「君を抱いた時、それはもう気持ち良さそうに感じていたじゃないか!?
私のテクニックに不備があったとは思えない。
何が不満だったんだ?言ってくれ、改善するから・・・」

「そういう問題ではない」

「そうか、私のテクニックに不満は無かった・・・と。
良かった、それを聞いて安心したよ」

「それ以前の問題だと言っているんだ!愚か者!
お主は強姦したのだぞ!?もう私に触るな、この犯罪者が!」

「そんな・・・ただ君を愛したかっただけなのに、
犯罪者呼ばわりされるとは心外だ。あんなに気持ち良さそうに
善がって喘いで何回もイッて・・・」

「それは単なる生理現象だ!・・・弄られれば誰だってなってしまう・・・・」


その言葉にエルヴィンはムッとした表情で反論した。






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