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独占欲の強い彼。~片思い~

第1章 出会いの時間


ザッ、ザッ。

ひっそりと建つ校舎に向かう1人の足音。

梓「やっとついたー。疲れたっと。」

私はとある教室の前に立つ。そこにはE組という看板。

ついにこの日が来たのだ。

?「なななんと!!今日は転校生が1人きたという情報が!!」

?「えー!!女?男どっちなのー!殺センセー!」

何やらガヤガヤしている様だ。

ガラガラ。

私は躊躇なく教室へと足を踏み入れる。

梓「こ、こんにちは?」

生徒達(び、美人!!!?)

?「これはこれは梓さんですね?はじめまして、私は殺センセーです。ヌルフフフッ」

梓「殺、センセー?貴方が?」

殺「はい、これからよろしくお願いしますね(*´-`)」

そう言いながら殺センセーは黄色いその触手を私の前に差し出す。

梓「はい、よろしくお願いします...ねっ!!」

グシャッッッ

目にも止まらぬ速さで黄色いその触手が飛んでいく。

殺セ「にゅやっ!?こ、これは!!」

梓「ふふふ。挨拶ですよ?殺センセー?」

生徒達(触手を破壊した!?)

?「ね、ねぇ。君。」

そんな時、1人の少年が声をかける。

梓「は、はい?って、渚...?」

渚「やっぱり!梓だ!!」

そう言いながら彼は私に抱きついてくる。

梓「渚、久しぶり!」

殺セ「ふ、二人の関係はいったい!?」

渚「殺センセー、梓は僕の幼なじみだよ」

梓「あ、あはは(汗 暗殺っぽい感じを出したくてつい...」

渚「もー相変わらずだね、梓。」

そう言いながら彼は私の頭を撫でる。

梓「み、皆さん、七宮梓です!よろしくお願いします!」

生徒達「よろしくー!!」

その頃、一番後ろの席で、赤い髪が特徴の彼が興味深そうに梓を見つめていた。

?「ふぅーん。梓、ねぇ?」
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