第2章 「貴女って人は」 ジャーファル裏
「コレをやるぞ」
「え?」
そういって、手渡されたのはピンクのリボンだった。
「これを……」
「…一応他の人にも聞こう」
王と別れて、私は廊下を歩いていた。 リボンは鞄にいれて。
「よぉ!さくら」
「あっ、シャルルカン!あのねー」
「え?ジャーファルさんの誕生日っ⁉︎」
ああ、この人も忘れてたんだ。
「うん。さっきは王に聞いたんだけど」
「王サマなんだって?」
「……あのさー」
「なるほどなぁ、でも良いんじゃないか?」
「でもっ!」
「オレも良いものやるよ」
「何これ?」
手渡されたのは、透明な小瓶。中には液体が入っている。
「これはな……」
「うん。念のためだ。他にも……」