第8章 攘夷戦争
段々と皆んな揃ってきた
皆んな肩を震わせ泣いている
詳しい説明はまだしていないが、状況をみて良くないことが起きていることは明らかだった
最後に来たのは晋助だった
寺子屋をみてビックリしていたが
皆んなをみて晋助は何も言わず俯いた
銀ちゃんは皆んな揃ったか…と言うと説明を始めた
松陽先生が幕府に捕まり今は拘束されてしまっていること、寺子屋はその幕府に燃やされてしまったこと
簡単にではあるが話した
すると晋助が飛び掛かって銀ちゃんに跨る
「てめぇは!!何もせず、先生が捕まるのを黙って見てやがったのか!!何故、戦わなかった!!お前なら…出来た筈だ!!」
「晋助!!無茶いわないでよ!!大勢いたんだよ??あの松陽先生も捕まってるのに1人でどうこう出来る事じゃないよ!!」
今にも殴りそうだった晋助に飛びつき泣きながら訴える
「そうだ高杉。一番辛いのは銀時と名前だ!!それにこれからのことを考える事が先だ!!銀時を責めるなど、見当違いだ!!」
桂が場を収める
銀ちゃんは何も言わずに悔しそうな顔をして黙っている
長い沈黙の中最初に言葉したのは銀ちゃんだった