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いちご牛乳

第15章 ヤキモチ



「あの…私…今までずっと先生の事だけ考えてきて、今は他の事考えられないってゆーか…でも、気になる人もいて…その人が他の人に行っちゃうって思ったらなんかすごくモヤモヤしてきて…こんな事思ってたって仕方ないしそんな資格ないのに…でも心が晴れないってゆーか……うー…何言ってるか分かんないよね…自分でもよく分かんないの…」





「ううん。分かるよ?今は先生の事しか考えられないんだよね?

でもね。名前ちゃんだけじゃないよ!皆一番に先生の事考えてるよ?
だから、自分だけなんて思わないで?
背負いすぎだよ…皆で助けに行くんだから!!皆を頼らなきゃ!」



その言葉に名前はジーンと目頭が熱くなりポロポロと涙が溢れてくる


「うん…ありがとう…。
そうだよね…皆同じ気持ちだよね…
だからこそ、先生を助けだして、また1から寺子屋の時みたいな時間を過ごしたいの…私の宝物なの…うう…これは、私のケジメなの…全てが終わってから始めたい…」



泣いている名前を抱きしめたいと思う気持ちをグッと堪えて頭を軽く撫でる


「早く終わるといいね…また先生に色々教わりたいね。
それとモヤモヤするって言ってたけど、名前ちゃん以外と頑固なとこあるよね
決めたら真っ直ぐ!戦に行く時もそうだったし!自分の中で答え決まってるんでしょう?」



「そうかも…」



そう言うと顔をあげる
平助が優しく微笑むから自然と自分も笑顔になる


「ありがとう…話して少し楽になった!まあ、モヤモヤしてもしょうがないよね!自分で決めたんだし!」


「僕でよければいつでも聞くよ!大した事言えないけどね…でも…」

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